キンモクセイに、わたくしを重ねる

キンモクセイの香りも強まり秋本番。

街中にキンモクセイの香りが漂うこんな日に、キンモクセイの気持ちになってみてもよいでしょう。
「みんな、おれのニオイについて話している」

それはとても恥ずかしいし、もうやめてくれという気持ちにもなります。
もうやめてくれ。たとえお風呂で耳の後ろをキレイに洗っても、とめどなく香ってしまうんだ。起床時、在りし日の父の面影もそこには色濃く残っている。くつ下や肌着は、いくら洗ったところでもうニオイは落ちないんだ。ワイドハイターを使っても、それはもう気休めにもならないんだよ……。

いつのまにか、わたくしの加齢臭の話になってしまっていました。

キンモクセイのことを真剣に考えてみたところ、そこにあるのはそこはかとないかなしみのみ。
深まる秋、閉じゆく四季。哀愁漂う30代後半。

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