家の近くのスーパーマーケットに売っている牛カルビ重が、本当に美味しくありません。
閉店間際のスーパーマーケットといえば、見切り品で値下げされている商品も売り尽くされ、さながら壊滅状態。
仕事に疲れ、ほうほうの体(てい)で転がるように閉店間際のスーパーマーケットに入店した直後、そのぺんぺん草一本も残っていない光景を目の当たりにすると、本当にがっくりきます。な〜んもない。なにか食べて寝たいのに、な〜んもない。
かすかな希望を胸にお弁当コーナーにたどり着いて唯一見かけるのが、件(くだん)の『本当に美味しくない牛カルビ重』なのです。
このお弁当だけが、値下げされることもなく大量に残されています。キワモノのほかのお弁当が残されていたところで1種あたり1〜2個のところ、これは十数個の残数です。それが日々展開されているのです。
つまり、いつでもだれもが手をつけない。だれもが敬遠する『本当に美味しくない牛カルビ重』。
事実、わたくしはこれを何度か食べては「本当に美味しくないな」と思っています。
肉は何だかくさく、米は何だかネチネチ。お弁当としてはあまりにも人工的なのです。よっぽど冷凍食品のほうが自然な風味と食感です。
このお弁当を食べて思い出すのは、遠く離れたナメック星。ナメック星は、SU83の方位で、9045YXの距離にあります。
ナメック星でひとり留守番させられているブルマがお弁当のようなモノを美味しくなさそうに食べているシーンがありますが、おそらくそれがこの『本当に美味しくない牛カルビ重』です。
わたくしたち社畜のごとく働くサラリーマンたちは、深夜に自宅で気軽にナメック星気分を味わいたいワケではございません。そういうのはジャンプフェスタとかでよいです。
ピンク色のロゴで全国に展開する英会話教室に似た名称の総合スーパーマーケットにおかれましては、『本当に美味しくない牛カルビ重』をどうか改善いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
現場(ナメック星)からは、以上です。
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