究極の夢

小学校の卒業アルバムには「将来の夢」の項目がありました。

「声優」「サッカー選手」「クルマの設計士」「マンガ家」「翻訳者」「普通の人」……。
いろんな夢が並びます。小学生の終わりに掲げた夢を、彼ら/彼女らはつかむことができたのでしょうか。
いま考えてみると、「普通の人」がいちばん難しいかも解りません。日本人が考える「普通の人」は、すなわち「理想の人」だから。

その中でもいまだに面白く、深みのある夢だなと思うのが、Sくんの「大会持ち」という夢

おそらくは「大金持ち」と書こうとして間違えて「大会持ち」と書いてしまったのだと思うのですが、「大会持ち」は「大金持ち」の条件を満たしたその上のステージにいっているところに、この夢の深みがあります。

国内/国外問わず、さまざまな大会があります。
花火大会もあれば、国民体育大会もあります。芋煮会も大会ですし、オリンピックも大会です。アカデミー賞などの各種芸術賞の授与式も一種の大会といえるでしょう。
そういったあらゆる大会を統べて主催できるほどの地位と名誉と権力をもった存在、それが「大会持ち」です。
地位と名誉と権力をもつ者には、当然ながら相当の財力が集中します

「将来の夢」としての「大会持ち」。

実現できるかはさておき、夢は大きくあっていい。であるならば、「大会持ち」は著名人として名を馳せた先にある、究極の姿といえるでしょう。
Sくんは小学校卒業前という早い時期に見抜き、それを描いたのです。

本文と関係ない画像
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