なりたくないジジイになる

近所の焼肉屋さんにいったところ、焼肉のタレの容器に記載されてある注意書きの意味が解らなくて困惑しました。

衛生上継ぎ足しをしませんので使い切りにご協力ください

どういうこと? 何が何でも客単位にぜんぶ使い切れって言ってるの?

妻に「これ意味解る?」と聞いたら「えっ、解るでしょ? 解んないの?」と言われました。そうなの?

妻に説明してもらったところ、以下の論理とのことでした。

  1. 衛生上継ぎ足しをしない
  2. なので常に満杯になっているわけではない
  3. 満杯になっていないからやがて誰かが使い切る
  4. そうなったときに初めて容器を満杯にする
  5. 以上1.〜4.を理解し協力してほしい

この論理の流れは解るし、問題なく協力できます。
でもこの論理を「衛生上継ぎ足しをしませんので使い切りにご協力ください」の一文に込めているのは理解できないし納得できません。ずいぶん論理が飛躍しているように読めるけど、ふつうの人は理解できるの……?

知多のハイボールを飲みながら「こんなの理解できるか! だいたい説明文というのは誰にでも理解できるように書かなければならない。この“ので”ではぜんぜん論理がつながっていない! つまり論理的ではない! 僕だったら……」とまくし立てているところでハッと我に返りました。

わたくし、なりたくないジジイになってるな。

生前の父親はよく酒を飲み、文句を言い、小難しい理屈を述べていました。俗にいう「めんどくさいジジイ」だったのです。
若いころ、「ジジイになってもこうはなりたくないな」と思っていのですが、こうなってしまいました。血は争えません。

酒を飲み、文句を言い、小難しい理屈を述べるわたくし。なりたくないジジイになってる。しかも完全体じゃん。
文句ばっかり言って否定的な意見だけになっちゃうのは本当に最悪な老害くそ野郎なので、もうちょっと楽しいおじさんになろうと思います。

我に返って反省したけど、注意書きにはマジで納得いっていないので こうやってブログに書いちゃう。

未来の自分と過去の自分が対立する
未来の自分と過去の自分が対立する

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