スープ / 2022(令和4)年4月29日(金)の備忘録

ちょっと前に、「ラーメンのスープは残すかどうか」みたいな話題がありました。

「スープを残すのは作った人に失礼」「寿司のシャリを残すのと同じ(?)」といった類の話で、スープ飲み干すとカラダ壊してラーメン食べられなくなるので飲むのはよくないです、という結論なのですが。

これで思い出されるのが、小学校の何かの授業で勉強する「汚水を浄化するのに必要な水はお風呂n杯分」というもの。スープを残すということは下水に流すということなので、この下水を浄化するにはこれだけの水が必要なのだ、というかつての授業が想起されます。
具体的な数量は忘れてしまいましたが、かなりの水が必要だと習った記憶があります。ラーメンスープの数十倍、数百倍の数量の水が、浄化には必要です。

先生は言いました。「みんなが飲み残したスープをきれいにするのに、たくさんのきれいなお水が必要なんですね」と。

実家がラーメン屋のわたくし、めちゃくちゃに責任を感じてしまいました。

さすがに来店客が残したスープを家族で飲み干すわけにもいかず、地球環境を保全するには小さな一歩が必要だということなので、それからわたくしは自分がラーメンを食べる場合はスープは飲み干すようにしていました。温かいそばとかも同じです。カラダに悪いことも知ったうえで、「地球が汚れるくらいなら、人間ひとりが死んだほうがマシだ」との覚悟でした。
小さな一歩の考え方が異常な小学生だったな…。

「汚水を浄化するのに必要な水はお風呂n杯分」という、あの授業の意義をあらためて考えます。
そういった仕様のもと設計され稼働している下水処理施設があるので、個人レベルの量の汚水を正しく下水に流すのであれば問題はないはず。当然、油分を含んだ大量の汚水を下水に直接流すのは禁忌事項であり、それはそう伝えるべきであると考えます。
そうすると、以下が正しい伝え方なのではないかなと思います。

  • 下水処理施設は個人レベルの汚水を対象としている
  • 油分を含んでいる汚水は油分を除外して排水する
  • 上記を守らない場合は施設に負荷がかかり汚水が処理されないまま河川に流れる
  • 参考として汚水を浄化するのに必要な水はお風呂n杯分である
  • レギュレーションどおりに汚水は下水に流しましょう

こういった前提や結論なく「みんなが飲み残したスープをきれいにするのに、たくさんのきれいなお水が必要なんですね」と言われたら、実家がラーメン屋の児童は泣きながらスープを飲み続けることになると思います。

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