ボードゲーム番付表を日比谷線で検討する(3/6)

(前回の続き)

つづいて、16位から12位(広尾から神谷町)の5本です。

■ 16位 広尾 63,049P – 『キャッスルクラッシュ』

キャッスルクラッシュ
キャッスルクラッシュ

『キャッスルクラッシュ』は、自陣に積み木を重ねて都市を建設し加点していく「建築」のターンと、中央で不安定な木槌を自然落下させて都市を崩し加点していく「破壊」のターンを繰り返し競うゲームです。
「広尾」のような、おしゃれな都市を築けるのか!?(駅とムリヤリからませています)

「建築」は重層化すれば高得点を狙えますが「破壊」されやすく、「破壊」は自陣以外に配置された王さまを狙い高得点を狙うといった戦略があります。崩されないよう頑丈に「建築」するのも戦略でしょう。
アクション要素の多いボードゲームです。ルールもシンプルで「コツ」もさまざまなので、数種の戦略を適用していろいろな遊び方を実践できて楽しいです。

ただし、もう購入不可能とのウワサ……。

■ 15位 築地 77,498P – 『アイスクール』

アイスクール
アイスクール

『アイスクール』は、ペンギンのカタチをした起き上がり小法師をおはじきの要領で弾き、オニごっこをするゲームです。「オニ」は「オニ以外」を追いかけ捕まえれば(ぶつかれば)勝利。「オニ以外」は「オニ」から逃げつつ通路上空にあるおサカナを3つゲットすれば勝利です。おサカナをゲットって、まるで「築地」の市場みたいですね!(駅とムリヤリからませています)

これもアクション要素が満載でルールもシンプル。ペンギンを狙ったところに弾くのが難しいですが、逆に狙ったところにスパッとペンギンが回転しながら着地できると気持ちよいです。誰でも楽しく盛り上がれるゲームですのでオススメです。
あとユビがマジで痛くなって赤くなるので、アイシングできるグッズがあるとなおよし。『アイスクール』だけに。

■ 14位 人形町 82,583P – 『BLUFF』

BLUFF
BLUFF

『BLUFF』は、1〜5,☆が書かれた複数のダイスをカップの中で振り他人に見えないようにその目を確認し、全員の目の出方を予想していくゲームです(ex. 「3の目が2つ以上出ている」等と宣言する)。☆の目はジョーカー目で、任意の数値に変更できます。
自分のターンの際には前のプレイヤーのターンよりも大きな数を言う必要がありますが、前のプレイヤーの宣言が成立していないと思った場合は「ダウト」と言い数の宣言を回避することができます。「ダウト」の成立の可否によってターンの勝敗を決め、賭けに負けたプレイヤーはダイスを失います。ダイスがゼロになったらゲームから脱落し敗北です。脱落したプレイヤーは「人形焼」でも食べていてください(駅とムリヤリからませたら脱落したほうがよいみたいになった)

これもシンプルなルールです。ぜったいダウトだと思ったら☆の目が多くて成立していたり、その逆もあります。初手でいきなり「5の目が12以上出ている」なんて大風呂敷を広げてもよい。これもいろんな遊び方がありますね。いつやっても白熱するゲームです。

■ 13位 東銀座 90,621P – 『海底探検』

海底探検
海底探検

『海底探検』は、潜水艦からダイス目に応じて進んでいき、タイルのお宝を背負って潜水艦に戻るゲームです。お宝は海底深くになるほど高得点である蓋然性が高いです。
ただし海底探検には酸素が必要で、この酸素は全プレイヤーで共有しています。酸素の減少量は背負ったお宝の数に比例して減っていくので、お宝を欲張って背負うと酸素はすぐに尽きます。しかも戻る際は、ダイス目からお宝の数を引いた分しか進めません。手に汗握る海底探検はまさに「東銀座」!(駅とムリヤリからませたら意味が解らなくなりました)

お宝をどこでどれだけ獲得しいつ潜水艦に帰還するか、このゲームはこれだけに終始するのですが、これがプレイヤーによって千差万別で楽しいです。
ダイスの出目に左右される点も大きく、戦略通りに進まないのも楽しい。ダイス目の平均値を見極め思い通りの得点を獲得できる気持ちよさも最高です。
コンポーネントのデザインもクールでかわいく、「家に置いておきたい」ゲームですね。持ってないけど。

■ 12位 神谷町 99,610P – 『Not My Fault!』

Not My Fault!
Not My Fault!

『Not My Fault!』は、『BLUFF』の流れを汲んだゲームです。
プレイヤーは山札からカードを1枚引き書かれた数字を見て裏にして場に置き、すでに裏になっているカードの数字と自分の見た数字の合計値を推測して進捗表の数値の指し棒を進めます。指し棒の進め方は固定されており、5の次は8、次は12…となっています。ただし、1回だけ指し棒の進め方を任意の数にすることができます。
また、プレイヤーは山札からカードを引かずに、「監査」を入れてその進捗が妥当かを確認することもできます。裏返ったカードの合計値が進捗の数値以上であれば「監査」を入れた人の負け、そうでなければ進捗を進めた人の負けです。
指し棒のカタチが、「神谷町」からほど近い東京タワーに似ているんですよね!(駅とムリヤリからませています)

『BLUFF』に似ていて、より面白く仕上がっています。
指し棒で宣言できる数が固定されているところ、それを1回だけ任意にできるところ、そしてカードの数字にゼロがあるところ。要素が増えてもルールは難しくならず、バランスが絶妙で最高に盛り上がります。紹介を書いていて、また遊びたくなってきました。これも買うか〜!

次回は11位から7位(日比谷から茅場町)です。

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