家のルールは染められない

どんな家にも、その家独自のルールがあると思います。

少なくともこの日本において、都市と地方の情報レベルは均一化し、都市に拠点をもつ巨大な資本は地方のすみずみまでをその色に染めようとしています。つまり、都市も地方も同じような文化になってきてしまっていると、わたくしは思うのです。これは便利で安心でもあり、少しもったいなくもあります。
しかし、こと各世帯の文化においては、そうではありません。他とあわせる必要も、メリットもないですから。その家独自のルールや文化は、他に染められることなく、概ね維持され続けるのです。

妻の知り合いの家では、食事後にティッシュでクチを拭い、そのティッシュを「ピッ」と放り投げるのを合図に、夫婦で相撲をとるそうです。

これぞ独自のルールだな、と思いますし、その家独自のルールが他に影響されることはないと解っていてもガラパゴス諸島並みに保護したい文化だな、と思います。
いろいろな「なぜ?」が思い浮かびますが、文化に理由はありません。成人式にバンジージャンプをする部族がありますが、そこに理由はありますか? それと同じです。ケガ人や死人がでない限り、どんどん相撲をとっていただきたい。

仕事の昼休みに行きつけのパスタ屋さんに行った際、そこで働いているおねえさん(おばさん)にこの話をしたところ、「夫婦で相撲って…なんかやらしい…もぅ…」と急に色気づきお盆でカオを隠しつつ厨房に消えていったので、わたくしがセクハラ野郎になったみたいな構図になってしまい、そればっかりには閉口したことも併せて記載しておきます。

又聞きなので真偽のほどは不明です
又聞きなので真偽のほどは不明です

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