公正世界誤謬を、チゲ鍋うどんは改めて教えてくれた

「公正世界誤謬」という言葉があります。

「公正世界誤謬」とは、ざっくりいうと「お天道さまは別に見ていない」、つまり行為に対する結果は公正であると思い込んでしまう誤りのことを指します。
世界は決して公明正大ではなく、小さな因果の個別事象が集積しているだけなのです。誰にでも親切な人に回り回ってハッピーな出来事が起きたり、執念の捜査の結果に犯罪者がしっかり裁かれ刑罰を受けたりすることも当然あるのですが、それらがすべてではないということも、このクソッタレ世界に生きるみなさまにおかれましてはうなずくことばかりでしょう。

ランチに焼肉屋さんで食べたチゲ鍋うどんは、味がしませんでした

「あれっ、ぼく『味抜き』でオーダーしちゃったかな」というくらいには味がなく、一瞬新コロ感染による味覚障害を疑ったのですが、セットで付いてきた漬物や杏仁豆腐、さらにいえばお水でさえそれぞれの味を感じることができたので、おそらくはこのチゲ鍋うどんに何らかの異常が生じていたと推測されます。
熱くて赤いだけのそれをどうにか胃に流し込み、1,000円程度を支払って店を出ます。

オフィスに戻るあいだ、自分から漂う焼肉屋さん臭。ずっと「いる」。
マスクをして歩いているので、口臭もこもる。ずっと「ある」。
本当に、臭(しゅう)と価格だけは一人前だな。

無を携えて執務室に戻るだけならまだしも、かなしみをベースとした各種オイニーを引き連れてのリターン。なんかわたくし悪いことしましたっけ?

ああそうだ、このクソッタレ世界はこうだった。公正世界は人類の誤謬なんだ。往々にして、罪はなくとも罰はあるんだ。

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