ジジイのイヤホン

わたくしの姉がもつ物事を言語化する能力について、なかなか思うところがあります。

姉の娘、わたくしからすると姪が、中学に入学するかなにかで、わたくしは祝いの品を進呈しようと考えてました。
欲していないものを渡してもお互い気まずい気持ちになるので、わたくしは姉に「なにかお祝いをあげたいのだけど、よさそうなのはあるかね」とストレートに尋ねました。

姉は「あいつ最近音楽聴いてるけど、なんか黒いジジイのイヤホンみたいなので聴いててかわいそうだから、ヘッドホンとかがいいかも」と答えてくれました。

ジジイのイヤホン。
こんなにも具体性のない単語なのに、ここまで物事を具体的に表現できるのでしょうか。

たぶん、こんなのです。

ジジイのイヤホン(画像右上)
ジジイのイヤホン(画像右上)
「『ジジイのイヤホン』っていうのは、なんかこうカサカサしててコードもテロッテロのヤツ?」とわたくしは姉に尋ねました。
「そうそう、なんか競馬場とかでジジイが使ってるヤツ」と姉はわたくしに答えました。

語彙力ゼロでも、鮮明なイメージを共有できるのです。これには驚きました。
狭く深い位置を表現できる難しい単語を100使うより、浅い感覚で受け取れるカンタンな5の音が勝るのですね。

結局姪にはヘッドホンではなく、より自由度の高い金銭を贈与しましたが、その金銭でジジイのイヤホンがモノラルからステレオにバージョンアップしていると面白いですね。
(実際は確かニンテンドーDSのソフトとかを買ってた)

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