妻と買い物している途中、わたくしの会社の後輩に偶然出くわしました。
後輩「あっ、奥さんと一緒ですね。はじめまして」
わたくし「おお、Nくん。こちら妻です。こっち後輩のNくんね」
N「どうも」
妻「どうも……」
N「はい……」
わ「じゃ、また……」
後日、後輩のNくんとの会話。
N「なんかマツオカさんの奥さん、めっちゃ怖いですね」
まただ、またこれだ。
会社の後輩の妻への印象は、だいたいが「怖い」。
「怒ってるのかなと思いました」「怖いですね」「足立区だからですかね」「足立区こわいですね」、そんな感想ばかり。
妻の印象はなぜか足立区全般の印象に一般化され、そしてそこはかとなく納得できるものとなる。
N「マツオカさんの奥さん、ぜんぜん笑ってませんでしたね。ふつうああいうとこだと、ちょっとは笑ったり笑顔を見せたりすると思うんですけど、ぜんぜん笑ってなくて、声かけちゃいけないのかと思いました」
印象としては最悪。最悪の度合いは完全無欠。
職場から帰宅し、妻に報告します。
わたくし「この前あった後輩、ぜんぜん笑ってないから怖かったって言ってたよ。また怖がられてる」
妻「いや、ふつうに笑ってたし。その後輩、目がおかしいんじゃないの? 眼科行ったほうがいいって言っておいて」
うん、そういうとこなんだよなぁ。