【本】#001 辞書を編む / 飯間浩明

辞書を編む
辞書を編む

辞書の編纂に携わっている飯間さんのお仕事ぶりについて書かれている本です。

辞書とは一度作ったら作りっぱなしではなく、時代の流れによって言葉の意味や用例を見直したり、あらたに言葉を追加したりしているそうです。
たとえば「来た」という言葉は「来る」の過去形だけではなく、昨今の「キターーーー」のような使い方に基づき、「望んでいる状態になる」のような意味を追加したそうです。

興味深かったのは、いわゆる「基本語」の意味をどう書くか、という点。
複雑な言葉の方が意味の定義・説明がカンタンで、基本的な言葉の方がそうではない、二律背反のようで納得もできますね。

「右」などは、もはや意味を書く必要もないように思えるのですが、もちろん書かないワケにもいかず。しかも、文章のみで説明するのが難しい。
「右」は、「北を向いた東側」という説明になるのですが、その「東」には「北を向いた右側」というような説明がつくこともあるそうです。「左右」の説明を「東西南北」でおこない、「東西南北」の説明を「左右」でおこなうという、きれいな循環論法となっていて、説明になっていない。

では、その「右」の意味をどう書いたか。気になる方はぜひお読みください。

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