「もうこれでいいか!」が出る局面

ヨガマットを購入しました。

新コロが流行する前はジムに行って走ったり筋トレしたりしていたのですが、いまのジムはトレーニング時はマスク着用必須とのこと。
マスク着けて走ったり筋トレしたりとかはけっこうツライと思うので、家でプランクするためにヨガマットを購入し敷いて励んでいるのです。ヨガマットの正しい使い方かどうかは知りません。

で、ヨガマットを巻いておくバンドみたいなのが購入したものには付いておらず、「巻くのにちょうどいい何かはないか」と室内を物色したところ、レンジで温めたらぶっ壊れてしまったお弁当箱に付いていたバンドが転がっているのを発掘したので、「もうこれでいいか!」と巻いています。
これがまたちょうどよい。

お弁当箱じゃないのにお弁当箱のバンドを巻かれているヨガマット
お弁当箱じゃないのにお弁当箱のバンドを巻かれているヨガマット

「もうこれでいいか!」で思い出したのは、社会人1年目のときに一緒に働いてた同期(Fくん)です。

いちいちペンケースを持って仕事に行くことに疑問を感じたわたくしは、週末に100円ショップで買ったペン立てを携え出社した月曜日、それを自分のデスクに置きました。
ペンケースから何本かのペンを取り出しそこに挿しているのを見た隣に座っているFくんは、「あっ、そういうのいいなあ」と羨ましそう。彼もよく解らない革のペンケースをいちいち仕事に持ってきていました。
職場の近くにホームセンターがあるので、「昼休み行って見てみようか」とFくんを誘いました。

ホームセンターに入店してすぐの棚に置いてあった計量カップに目を止めたFくん。「それは計量カップだし、文房具とかインテリアとかはあっちじゃないかな」とわたくし。

「もう、これでいいか!」

これでいいの?
これでいいの?

「いやいや、あっちにたぶんペン立てとかあるよ。『もうこれでいいか』が出る局面じゃなくない? おもしろいとは思うけど、もうちょっとほかを見て回ってもいいんじゃないの?」
わたくしの発言を完全に無視し、計量カップだけをお会計して退店するFくん。スーツ姿で昼下がりに計量カップひとつだけを買う男。本人がそれでいいならば、止める道理もなかろうよ。

職場に戻り、計量カップの取っ手を持ち自分のデスクにドンと置き、よく解らない革のペンケースの中身をバシャっとその中に入れ、仕事を開始したFくん。
計量カップにペンが入っているデスク上のその異様な光景に、先輩がたも逐次寄ってきます。

「えっ、なんで計量カップなの?」
「これペン立てじゃなくて計量カップじゃん」
「計量カップをペン立てにしてる人はじめて見た」

先輩がたの疑問や指摘に対し、うつむきなんとなく笑って無視しているFくん。
その疑問が生まれる気持ち、わたくしもぜんぶ同意なんです。

「まつおかくん、ちゃんと『これは計量カップだよ』ってFくんに言ってあげた?」

なぜかとばっちりを受けるわたくし。ええ、購入前にちゃんと言いましたよ? そのうえでこれなんですよ。

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