恩廻公園調節池を見学してきました

先日、神奈川県の治水事業を見学してきました。
ハイライトは『恩廻(おんまわし)公園調節池』でしたので、撮影した写真でそのドラスティックさを確認してまいりましょう。

『恩廻公園調節池』は、鶴見川流域の地下25mにトンネル構造として存在しています。鶴見川の水量が増加した際に一時的に水を流入させ、周辺や下流域が浸水することを防止します。
「洪水になったら溢れた水を地下の穴に落とし込めばよい」っていうシンプルな解決方法をドラスティックに実現しているところが、土木事業、ひいては人間のチカラの素晴らしさだと思います。

入口の水密扉
入口の水密扉

調節池が川の水で満たされるとかなりの水圧がかかるので、調節池への入口は二重の「水密扉」で密閉されています。

水密扉を開けると……
水密扉を開けると……
狭いトンネル
狭いトンネル

内径の小さいトンネルがあります。「これが延々と続くのかな?」と思っていると……。

直径15mほどの大きなトンネルが!
直径15mほどの大きなトンネルが!

直径15mほどの大きなトンネルが、400mにわたって続きます。その先は直径12m程度のトンネルがさらに200mほど続き、全長は600mになります。
新幹線のトンネルでも直径は8m前後なので、直径15mのトンネルは日本でも最大級と言えるようです。とにかく巨大で奥深く見えました。写真だとそのドラスティックさが解りづらいのが残念なところ。

来た道を振り返ると。

なんかすごい構造
なんかすごい構造

おそらく構造の強度とか、水流の動きとか、いろんな効率や制約や事情に鑑みた結果の副産物なのでしょうが、地上からの縦坑と調節池本坑の結節点の構造がめちゃくちゃにカッコイイ。
「すごい」「かっこいい」「うわ〜」を連呼するわたくし。語彙力がゼロになっていました。見たもののIQを引き下げるこの印象的な構造は、ドラマや映画の撮影に使われているそうです。

「機能を突き詰めた結果、それこそが『美』になるんだな」と、わたくしは再認識しました。
効率と制約と事情の最大公約数が土木事業であり、それらは人々の生命と財産を守り生活を豊かにします。それは絶対的に「美しい」。これはわたくしの持論です。

そして地上に帰る
そして地上に帰る

『恩廻公園調節池』を見学する最高タイムは、あっという間に終わりました。やっぱすごいよ、土木事業。

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