映画 / 2022(令和4)年6月10日(金)の備忘録

久しぶりに映画を観ました。『シン・ウルトラマン』です。

今回の映画鑑賞でいよいよ確信に変わったのですが、わたくしは映画を観るのがニガテです。
嫌いとかではなく、映画鑑賞が向いていないと言うべきでしょうか。映画自体は好きでおもしろそうな予告を観ると「観たいなこれ」と思うのに、ニガテなのです。

昔からなんとなくそう思っていたのですが、情報量が多くてついていけないのです。特に実写映画がニガテなのかもしれません。

人物の名前とカオと声とスタンスと性格と感情、それと肝心の物語そのものや、あと映像描写や音楽、撮影セットの造りとかロケーションやっている場所とか、小道具のアクセントとその意味とか、見たり聞いたり理解したり処理したりすることが多くて、しばしば置いてけぼりになります。
どれに集中すればいいかが解らないし、いま感知したことを咀嚼する時間が欲しい。

本やまんがは情報量も多くなく、理解できなかったり気になる点があれば立ち返って読み直すことができるのですが、映画はその一方通行の流れから脱落しないで観続け理解し続けなければならないのでつらい。大きい音がニガテなのもあいまって、酷く疲れてしまう。間違えて4DXのスクリーンで観ちゃうと感覚をより占有してくるので苦痛。
でも決して、映画鑑賞は嫌いではないという不思議な感覚。「おもしろかった」で終わる。またなにか、別の映画を観たいとは思うのです。

さらにいうと、映画を観終わったあと妻がああだったこうだったと言ってくるのですが、内容のディティールも覚えていないのです。「そうだっけ?」「どこだっけ?」「あったっけ?」の連続。これもつらい。
映画観終わって、「おもしろかった」という漠然とした感覚だけあって、でも内容を覚えてない。大筋は解るけど、大筋しか解らない。なぜ妻をはじめ、多くの人が感想とか考察とかを表現できるのかが解らない。

たぶんこれ、わたくしは一種の発達障害なんだろうなと思っています。

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