サンドウィッチで爆笑する小3

小学生のころ、たしか3年生かそのくらいだったと思います。平成でいうと3年ごろ。
社会の時間に、おそらく貨幣経済のさわりを学ぶような感覚で、クラス全体で「お店やさんごっこ」をすることになりました。

厚紙等で硬貨や紙幣を模造し、店舗を開店するために経済活動のコンセプトや売買するための商品を検討します。商品も当然ながらダンボール等で模造します。さすがに図工の時間ではなかったので、商品は立体感のない概念的なものでしたね。
いまの子どもはイスだけ用意してオンラインサロンとか開いちゃって、より概念的なんでしょうね。

わたくしが何の店舗を開店していたかはまったく覚えていませんが、友人のKくんが食品を販売することにしたことは覚えています。駅弁屋スタイルでの営業活動を検討しているようで、首から提げた台(写生会等で使用する画板を上手に利用)に載せるための概念のおにぎりや概念のサンドイッチなどをこしらえていました。台からは、画用紙に書いた価格表が下がっています。

  • おにぎり…100円
  • サンドウィッチ…200円

この「サンドウィッチ」というネイティブな表記にわたくしは爆笑してしまいました。「ウィッチ」て。まだ小3なのに書き言葉で「ウィッチ」て。「おにぎり」と「ウィッチ」のギャップに、笑いが込み上げてきます。

「さ、さ、さ…サンドウィッチ! ウィッチ…!」
失礼なほど爆笑するわたくし。笑いすぎてその辺に倒れ込む勢いでした。抱腹絶倒を体現する小3。Kくんもこのわたくしの爆笑に困惑しています。

「え、なんで? ウィッチの“ウ”も小さい“ゥ”だったっけ? 間違っちった?」

サンドゥィッチ。いやいやそうじゃないし、もはやそうでもいい。サンドゥィッチ。
「小さい“ゥ”だったっけ?」の発言で、笑いに拍車がかかります。

いまこうして考えるとまったくおもしろさのない「サンドウィッチ」。いや、まだちょっとおもしろいかも。
いずれにしても「お店やさんごっこ」でテンション青天井となっていた小3の為せる業(わざ)であったと言えるでしょう。

いま考えると「ちょっと何言ってるかわかんない」な
いま考えると「ちょっと何言ってるかわかんない」な

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