ヘリコプターが連なって飛んでいるのを見るだけで不安になるくらいだからさ

仕事に行く途中、何機かのヘリコプターが連なって飛んでいるのを見ました。

2020年にもなって飛行機を信用していないわたくし。事故が起きる確率はものすごく低く、その安全性はアタマでは解っているものの、なるべくなら乗りたくないところです。
そんな飛行機よりももっと不安定であろうヘリコプターなど、まあ乗る機会など皆無なのですが、絶対に乗りたくありません。

ヘリコプターが連なって飛んでいる。
見ているだけで心配で不安な気持ちになってしまいます。

さて、まんが『ドラえもん』の登場人物であるのび太くん。彼は「何をやってもダメ」という象徴です。
ドラえもんが未来の世界からのび太の家にやってきた目的も、「何をやってもダメ」なのび太くんの悲惨な人生を変えるため。彼のアルバムには、火災発生中の建造物の前で花火を持った状態で立ち「1993年 会社丸やけ記念」というキャプションが書かれた写真も収められていて、その悲惨さがうかがい知れます。

のび太くんのアルバム - 1993年 会社丸やけ記念
のび太くんのアルバム – 1993年 会社丸やけ記念

子どものころでさえ「うわ〜」と思ったこのコマですが、会社員となったいま、何をどうしたらこんな写真が撮れるのか(おもに倫理的に)、この写真の関係者全員を問い詰めたいところです。倫理的にNGな記念写真を撮るって、 「何をやってもダメ」にもほどがある。
それにしても、1993年か……。

でも、そんな「何をやってもダメ」なのび太くんって、タケコプターで躊躇なく空を飛べるんです。このパラドックスがすごい。

地球の重力にあらがって飛行するあらゆる人工物を信用していないわたくしは、ヘリコプターが連なって飛んでいるのを見るだけで心配で不安な気持ちになっていますが、いっぽう「何をやってもダメ」なのび太くんはコンビニ感覚でタケコプターを使用し自宅2階の窓から直接的に学校の裏山とかに飛んでいきます。どんなメンタルしているんだ。
タケコプターを絶対的に信用し、市街地上空をクツも履かずに飛行する。当然、ライフセービングの仕組みはなし。

「何をやってもダメ」、ねえ……。

これは「何をやってもダメ」なのび太くんのほうがわたくしよりハイパフォーマンスであることの証左であると考えられるので、すなわちドラえもんはわたくしの家に来てもいいハズ。
花火で会社を丸やけにした挙句に記念撮影して、誰かがそれをTwitterとかにあげて、物理的にもSNS的にも炎上しちゃう前にドラちゃん来てくれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

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