makigusoの書き順

わたくしはシステム系の仕事をしています。
その中で、ポンチ絵というか、紙に図などをかいて事情を整理したり作業を依頼したり複数人の認識を合わせたりすることが多いです。

makiguso集(臭)
makiguso集(臭)

説明を終えた後、全員の認識がそろったところでこのようなmakigusoをかいて会話や打ち合わせを締めるのがわたくし流。
だいたい後輩(男性)のノートや印刷物などにこれをかいて「ほんなら、これでお願いね」と伝えて会話を締めているので、そろそろパワハラまたはモラハラで訴えられるかと思いますし、そのときはそのときです。

ある日、いつものようにmakigusoで会話を締めたところで、後輩(男性)から困った表情(かお)でこう言われました。

「(書き順)下から、なんですね……」

(ご参考)makigusoの書き順
(ご参考)makigusoの書き順

事態を笑顔で終わらせるためのmakigusoでしたが、後輩は困った表情(かお)。これはわたくしの落ち度です。

漢字の書き順は概ね、左から右、そして上から下。
ところがどうでしょう。わたくしのmakigusoは、下から左、左から上、上から右、右から下。時計回りとはいえ、序盤の「下から左」というのは、気が触れているとしか思えません。

染み付いてしまった慣習やシステムというのはなかなか補正できないもので、左から右、上から下と、正攻法の書き順でかくmakigusoというものは、やはりわたくしの思っているカタチにならないものです。
6時から12時を経て6時に戻るmakigusoこそ、わたくしの思う『美』のmakigusoなのです。ここは譲れないし、修正するつもりもございません。

「こだわり」「職人芸」、わたくしのエキセントリックなmakigusoの書き順に対し、そういった評価・評論も聞こえてきますが、答えは”No”です。
わたくしにとってのmakigusoの書き順がただ単に6時から始まっているだけであり、ただそこに事実が在るだけだから。ただの事実に対して「こだわり」「職人芸」、それは買いかぶりすぎでしょう。

「不意に展開される職人芸と、それを否定するようなわたくしの素振り」
後輩の困り顔も、なんとなく合点がいきます。

ただ、わたくしが言いたいことはただひとつ。1日の始まりって「6時」ですよね。
つまりこのmakigusoの書き順は、【真理】、なのかもしれません……。

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