伝説のサラリーマン

ふつうにできること、かつ、やったことがないこと。
わたくしはそのなかに、「かっこよさ」を感じました。

地下鉄のホームを走るスーツ姿の男性。
その手には携帯電話がありそれを耳に当て、彼は通話をしていました。

「かっこいい」

なぜ、そのような状況に置かれているのかの事情は解りません。ただ、そこはかとない「かっこよさ」をわたくしは感じたのです。
わたくしは昔から「忙しい人」に憧れをもっていたので、その「忙しい人の象徴のような姿」が琴線に触れたのかも解りません。

スーツ姿×地下鉄×走る×通話。忙しさの4乗です。

社会人になり十数年。伝説のサラリーマン(*)を現実に見たことはありませんが(「あの人もうちょっとで伝説のサラリーマンになったのに!」はあり)、
「電話しながら走る」が2019年における伝説のサラリーマンなのかも解りません。

(*)伝説のサラリーマン…複数の受話器で同時に通話し仕事をこなす人。下図のようなイメージ。右耳の受話器は肩の間に挟んでいるとなおよし(右手にはペンを持つから)。ただそれは、仕事になっているのか。

伝説のサラリーマン
伝説のサラリーマン

 

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