イライラする洗面台

手はやっぱり、思う存分洗いたい。そうは思いませんか。

カゼはもとより、インフルエンザウィルスもノロウイルスも、充分な手洗いが予防には有効です。医学が日進月歩している昨今ではありますが、結局のところ「手をよく洗え」、そこに帰結するのです。
わたくしだって、インフルエンザにも、ノロにも、なりたくない。とくにノロは、なったことないけどカンベンしてほしい。

それを踏まえ、この画像を見ていただけますでしょうか。

イライラする洗面台
イライラする洗面台

これだとね、指くらいしか洗えないのだよ。

「正しい手洗い法」というのをよく目にします。
充分な流水で、指全体、手の平、手の甲、指の股、爪の中、手首、なんなら肘までを、洗い流す旨がそこには記述されています。
この蛇口の位置とこの水勢でそれをやろうとすると、手の平を洗えば指先が洗面ボウルに触れてしまい、手首を洗えば手の平および手の甲が洗面ボウルに触れてしまい、永久に正しく手を洗えません
実際、ここで手を充分に洗おうとしたわたくしはたいへんイラついてしまいました。

確かに、永久に洗面台で手を洗い続けていればその手で食事をすることは不可能になるため、ウィルス性の病におかされることはありません。そういう論理なのでしょう。
ただ悲しいかな、気が狂って餓死します

こんなにも洗面ボウルは広い円を描いているのに、その端にチョロチョロと水を流すとは、空間のムダ使いでしかありません。富裕層のたしなみ気取りでしょうか。「水は緩やかに縁を流れていて趣があって風流でおじゃる〜」でしょうか。でも、もっとこう…あるだろう…!

ウィルス性の病気が爆発的に流行することが懸念されるこの時代において、充分な手洗いが可能であるよう、飲食店に設置する手洗い場の基準に「正しい手洗い法ができること」を盛り込むべきと、わたくしは思います。利用する側からすると、機能的に不完全な洗面台は、販売も設置もしてほしくはありません。
さらにいうと、この洗面台は港区の比較的高級な飲食店にあったものであることも付け加えておきます。港区の人って手とかめっちゃ丁寧に洗いそうなんですけどね…。足立区のわたくしがこんなに怒ってるのに、これで怒らないんすかね…。

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