マイナーなデカビタみたいな缶飲料が出てきてパニック

人がパニックに陥るのは容易いこと。

職場に設置されている自動販売機でモーニングショット(缶コーヒー)を購入したところ、マイナーなデカビタみたいな缶飲料が出てきてパニック状態になりました。

「えっえっ!?」
わたくしは慌て狼狽し、「モーニングショットのところを押したのですが!」と普段はほとんど話しかけないような人にも興奮して話しかけてしまいました
慌て狼狽した際にだれかれ構わず話しかけてしまうのは、災害や事故などが発生した際にやりがちなことです。つまりこれは、災害です。

ひととおりの興奮が解消したところで、出てきたマイナーなデカビタは そのマイナーなデカビタをよく飲んでいる後輩(男性)の机の上にひとまず無言で配置し、わたくしは硬貨を投入しもう一度モーニングショットのボタンを押しました。

モーニングショットが出てきました。なんなんだ。
さっきまでのパニックを打ち破るかのように、「ゴトン」という缶飲料の落下音は平熱だったのです。

すーっと冷静になるわたくし。よく考えれば、パニックになる要素はまったくなかったのかも解りません。
出来事そのものよりも、不意で地味な出来事に驚いている自分に自分が影響され、パニック度合いが二次関数的に増幅しているのだと思います。

人がパニックに陥るのは容易いこと。モーニングショットではなくマイナーなデカビタみたいな缶飲料が出てきた日に、わたくしはそれを思いました。

たしかいちばん右のやつが出てきた
たしかいちばん右のやつが出てきた

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