刺激的な人間ドック

35歳になったので、初めての人間ドックを受診しました。

発泡剤とバリウムを飲んで息を止めて回転したり回転させられたり、看護婦さんが発する野球部の朝練みたいな掛け声にいざなわれ限界まで息を吸ったり吐いたり、暗い小部屋で上半身を脱がされローションみたいなのを塗布された挙句に棒状のもので関係各所を撫でられたり
初めての体験というのは、本当に刺激的です。

ひと通りの検査が終わり、内科医による診察のためにまた小部屋に呼ばれました。わたくしを低めの声で呼んだのは、ショートボブの頃の椎名林檎さん似の看護婦さんでした。低めの声の椎名林檎さん、なかなか趣があります。理想的です。

(参考)ショートボブの頃の椎名林檎さん
(参考)ショートボブの頃の椎名林檎さん
椎名林檎さんと小部屋に入り、すでにスタンバイしていた内科医の先生(女性)から採れたてホヤホヤの診断結果とともに説明を受けます。

「各数値とも特に問題ないですね。唯一、内臓のエコー検査で、腎血管筋脂肪腫がみられました。いままでは言われてないですか? 良性の腫瘍だと思いますが、経過を診てください」

そうなの?
過敏性腸症候群、僧帽弁閉鎖不全症(軽微)、脊椎側湾症(軽微)、痔(手術済)と、ライトながらもさまざまな不具合をもつわたくしのカラダに、あらたな仲間が加わってしまいました。

あと、腎臓は尿を作る臓器なので、尿となると尿路結石が気になります。めちゃくちゃ痛いそうなので、なりたくない病気のひとつです。
せせせ先生、にょにょにょ尿路結石は関係ないですかね? 不安感から前のめりになり、言葉が言葉を追い越す勢いです。

「尿路結石ですか。これとは関係はないです」

わたくしの乱心に、内科医の先生もやや失笑気味
ただまあ急に腎血管筋脂肪腫とかヤバイ字面の単語を言われたら、それは取り乱すでしょうよ。内科医の先生の反応から察するに、良性の腫瘍ですので、あまり気にしなくてもいいのかも解りません。経過観察ですし。

ふと内科医の先生から視線を外すと、小部屋の端に立って診断結果を静かに聞いていた椎名林檎さんも、わたくしの乱心に「やれやれ」と言わんばかりにクビを横に振って、やたら冷たい視線でこちらを見下している!

おいやめろ、興奮しちゃうじゃないか!

冒頭に書いたとおり、初めての人間ドックは本当に刺激的でした。

採血の時は目を背けます
採血の時は目を背けます

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